暁月

風の谷のナウシカの暁月のレビュー・感想・評価

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)
5.0
押井守、大友克洋、と来れば宮崎駿ですよ!
個人的な宮崎駿監督作品の1、2を争う名作…「風の谷のナウシカ」。
因みにもう一作は「もののけ姫」です。

この作品は子どもの時に観た感想と、大人になってから観た時では感想が違う作品だったりします。

子供の頃の感想では、ナウシカの行動が理解出来ず、単純にキライでした…だって蟲の味方だから…

しかし、自分自身が大人になって見返すと不思議なもので、涙が溢れてきました…

個人的に感じる、宮崎駿監督が描く「人間」って生々しいんですよね…喜怒哀楽の感情であったり、取捨選択の行動原理が人間臭いって感じが。

それが作品から、キャラクターから息吹を感じる源になってるのだと感じます。

一方、押井守の描く「人間」ってどこか「現実感の無い」「人間でも人形でも最悪データでも有」みたいな虚構なものとして描かれてたりするので、無機質で感情的な香りがしてこないんですよ。

私自身は後者の理解の方が得意なので、改めてナウシカで涙した時には「これが涙…?」と某綾波さんみたいな事を呟いてしまいました…

やはり宮崎駿監督!凄い。

「メーヴェ」最高です。
暁月

暁月