千里

風の谷のナウシカの千里のネタバレレビュー・内容・結末

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

地上波では何度か観ていたけど、この度グランドシネマサンシャインにてリバイバル上映が行われていたのでBESTIA2Dにて観賞。世界観には魅力を感じつつも戦争が絡んでいると個人的には見辛いので、自分の中ではジブリの中でも中堅くらいの位置にあった本作。今回見直してよりその感覚を強く実感した。

見辛いとはいえ流石は宮崎駿作品。壮大で独特の世界観や登場人物たちには心惹かれるので、十分過ぎる程楽しめる。終盤の展開はやはり記憶に残るだけあって盛り上がるし、一見綺麗に締めているように見える。だが意外と中途半端なところで終わっていることに今回見直して気づく。

終盤の展開に関しては綺麗に片付いているかもしれないし、EDを観れば良い方向に向かったようにも見えるが、あれだけでは状況的に何も変わっていない気もする。逆にあれで全てが上手くいったんだとしたらそれはそれで上手く行きすぎな気も。

あとクシャナ殿下の心変わりにしても、結構簡単に考え方変わったなって思ってしまったり。面白かったことは間違い無いが、細かい点は意外と気になってしまう作品でもあったんだなって。
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