肌を伝う風やメーヴェの浮遊感
視覚で捉えることのできない空気の表現を完璧に完成させてしまってる作品
私が生まれた年、35年前に公開されたアニメである
この先、どれだけ物理演算を駆使しても手書きの風表現を超えられないのだと...
ああ、もうこれは芸術の域なんだよ
船の中のラステルがメーヴェに乗ったナウシカに窓越しに何かを伝えようとする瞬間
劇場が一瞬無音に包まれる
もう鳥肌ものである
なんて凄い演出なんだ
映画館で観てこその感覚
COVID-19の影響によるリバイバル上映は映画館で映画を観ることの魅力を再認識させてくれたのである
何とも皮肉な話である