はる

ザ・キラーのはるのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・キラー(2023年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

面白いと思う瞬間がなかった。予告だけ見るとすごく面白そうだったけど、見なくてもいい映画だったな~と思ってしまった。

なんか冒頭すげーしゃべるやん?と思ってたら思いっきり仕事しくじったので「エー?!??!?!?」になった。
しくじった後に家に帰ることについて弁護士が「帰るなよ~」って言ってたけど、本当にその通りだと思った。なんかこう…今までフィクションで見てきた「すげー殺し屋」と全然違うタイプの言動をしてくるので「こいつ本当にすごい殺し屋なんだろうか…」みたいな気持ちにさせられた。
あと「人の言うことは信じない」とか言うくせに、結構提示された情報信じてたよね? 家に差し向けられた殺し屋二人の情報とか…。

「音楽は重要」と語る主人公が有線のイヤホン使ってて、「そこはBluetoothイヤホンとかじゃないんだ…」になった。ウォークマンみたいなの使ってるのを見るに、たぶんジェームズ・ガンと一緒で音楽を聴いてる途中にスマホからの通知が入るの耐えられない(みたいなこと言ってたのジェームズ・ガンだよね…?)タイプかなとか、The Smithsが好きという設定は原作由来なのかデヴィット・フィンチャーの趣味なのか…などいろいろ気になったが、そのあたりはあんまりペラペラしゃべってくんないんだよな、主人公。

ティルダ様が「あのとき外したから、こうして私の目の前に座って確かめたかったんでしょ?」と言っていたけど、彼自身はあの失敗についてどう捉えているのか、自分の殺し屋としての自信の揺らぎにどういった答えを彼は得たのかとかがいまいち繋がらず、よく分からなかった。私の読解力が低いのか、脚本・演出がまずいのか…。
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