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斬る 4K版のminのレビュー・感想・評価

斬る 4K版(1962年製作の映画)
4.2
2年ほど前にBSで放映していたものを録画してまして、観ました。
市川雷蔵も男前なのですが、天知茂よ…時代劇でも隠しきれないそのフェロモン。

「斬る」ひたすらのその行為が繰り返される72分にどうしてこうも惹きつけられるのか。この時代の日本映画は最高です。
映画は唐突にして衝撃的な始まりからグッと引き込まれ、終わりにはエンドロールもなく〔完〕で終わる。

敵味方に善し悪しもなく、己の信念や生に従うのみの世界も忘れかけていたけれどありだな、と久しぶりに認識しました。

そういえば、一つだけ違和感。主人公が墓の前で手を合わせるでなく組むんです。何かい?お前さんはもしかして吉利支丹なのかい?とつっこんでしまいました。
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