バレリーナのogiのネタバレレビュー・内容・結末

親友のためのシンプルな復讐劇。
自分の恨みを命がけで晴らしてくれる友人なかなかいないよ。結果、何十人もの女性の復讐にもなってスーパーヒロインです。

そりゃ相手が卑劣であればあるほど、とことん過激な暴力でガンガン気兼ねなく復讐できますもの、自分さえ強ければ。そう、この主人公はとにかく強いのだ。

寝てたり酒とスナック菓子買ったりする姿しか見せてなかったのになんでそんなに強いの？ずるい。

主人公オクジュ役の女優チョン・ジョンソさん。パッチリ切れ長の目が内に秘めた怒りを宿すクールな雰囲気の役柄にピッタリ。
このストーリーでは元警護員？国際用心棒的なお仕事をしてたと明かされ、なんとなく凄い過去を背負ってそうだからサイドストーリー作れるんじゃない？って思いつつも、主人公自体の過去にはほぼフォーカスせず、あくまでもこれはバレリーナ(友人)の復讐ですので、と寄り道しない、目的に真っ直ぐな復讐劇がかえって良かった。

ボスが「まあまあ座んなよ」って余裕かまして言ってるとき躊躇なく眉間に穴開けるの気持ちよかったな。ああいうやつの寿命は短いほうがいいもんね。

銃闇売人の老夫との「最後の望みは？」「タバコ1本」のやり取りがてっきり伏線になるもんだと思ってたけど結局ならなかった。主人公があまりに圧勝すぎて手の平に銃どころか両手で火炎放射器だったので。
1人に対してのあの炎の量はとても贅沢な殺り方で、友人の恨みは十分晴らせたと思いました。
復讐おつかれさまでした。