ストーリーとジャンルがあまりにもありふれたものすぎるのが残念だが、その弱みを掻き消すくらいに一つ一つの演出がカッコ良い。良い意味で韓国映画的ではなく、英語圏で作られる、どちらかといえばアート寄りの復讐劇。余計なことは語らず見せず、台詞も最小限に音楽で語る。シンメトリックな構図はどこを切り取っても画になってるし、本当にストーリーがこの映画の弱点。あと最初のタイトルバックが出るまでのアクションはカット割が多すぎて見辛いし、何よりオクジュが強いことを見せる以外に意味をなしてないので、見終わった後考えればここが浮いていたなと思った。
