ソラアユム

ダムゼル/運命を拓きし者のソラアユムのレビュー・感想・評価

ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)
3.7
題名:ダムゼル/運命を招きし者
鑑賞日時:2024年3月17日
鑑賞方式:Netflix
評価:3.7(MAX5.0)

『ドレスも役に立つ…』


□2024年52本目

□ミリー・ボビー・ブラウン主演の闘うお姫様の勇姿を描いたアクションファンタジー

栄華を極めた大国に小国の姫が嫁ぐことになるが、実はその縁談には秘密があり…という展開で、このサスペンス要素の部分には色々と突っ込みたい所もあるのだけれど、それはそれとしてミリーの可愛さですべてが帳消し…とはいかないまでも最後まで鑑賞に耐え得る作品になっている。

キャスティングとVFXのクオリティは見事で、大国の俯瞰シーンは圧巻だし、白昼堂々大型のドラゴンが実写のキャラクターと違和感なく同一画面に収まっているという点にも目を見張るものがある。ドラゴンも人間に対して容赦がなく、殺戮シーンはそれなりにグロテスクでぬるい感じはしなかった。ミリーに対しての舐めプを除けば…

ドラゴンと大国が交わした“契約”やドラゴンが憎き王族と判断する根拠の部分にはファミリー向けファンタジー程度のロジックの緩さは見られるので、そこを許容できればそれなりに面白い作品だと思う。

□まとめ
ガールズエンパワメント的な思想の強さ、露骨なアピールにはやや興ざめするが、ミリーのアイドル力で引っ張った緩く見る分には丁度良いファンタジーアクション。光虫が何の説明もなく、ただの便利アイテムとして登場した点だけは明確な不満点。ところでダムゼルってなんだよ


以上