バカンスの郊外で異常事態に戸惑う家族のドラマ。
通信が乗っ取られ遮断されると生活機能は乱れ麻痺し混乱するという現代社会のウィークポイントを突いたシナリオが面白く、原因不明が疑心暗鬼となり争いがやがて国家を内側から壊していくという理屈も妙に説得力があった。
“世界中に敵がいる”という台詞や具体的な国名などからアメリカ人の不安感が垣間見れ興味深かった。
しかし、
サスペンス調の音楽から始まり、一体何が起きているのか分からずストーリーは進行しそのまま放り投げられたようで収まりが無く散漫な印象、妄想だらけの世の中で自分達の酷い行いを見て見ぬフリをする現代人への戒めだったのか？
豪華キャストで一流の演技に不満はないが、今一つ言いたい事がボヤけてしまい残念。
終末と週末を掛けたのかもしれないけど終末ものは沢山あるのでもういいかな。
それよりドラマの最終回の方が大事（笑）
監督 サム・エスメイル
キャスト
ジュリア・ロバーツ
イーサン・ホーク
マハーシャラ・アリ
マイハラ・ヘラルド
ファラ・マッケンジー
チャーリー・エバンス
ケヴィン・ベーコン
