僅か6年間の活動でカントリーミュージック界にその名を残したハンク・ウィリアムズの半生。
無名時代から数えても亡くなるまで10年、メジャーに移籍して6年でビルボードトップ10入りシングルが35枚、内11枚はトップ1というからとてつもない記録。
そりゃあ、どこへ行ってもモテモテだったでしょう。
映画は最初の奥さんオードリーと結婚する所から始まり晩年(といっても29歳で亡くなるので若いが)の9年間が時間経過で綴られる。
書籍「Hank Williams: The Biography
」を基にした映像化で夫婦仲のギクシャクがストーリーの中心だが、その明暗が唐突過ぎて気持ちが入りにくかった。後のボビーとビリーの件もやり取りの脚色はあるもののドラマとしては史実を追っただけのように感じた。
ハンク役のトム・ビドルストンは目のクリっとした辺りの顔立ちがよく似ていて、吹き替えなしで挑んだ歌唱シーンも特訓の成果かヨーデルを効かせた歌声がそっくりで見所。
そしてオードリー役エリザベス・オルセンの美貌が目を引く、罵り合いのシーンもあるけど愛を語る表情が美しく印象的。
死因については語られないが、二分脊椎症の痛みを和らげるモルヒネの常用が短命の要因だったのでしょう。
そしてはやり「ジャンバラヤ」
ハンクの曲でお馴染みと言えばこれですね。
カントリー好きなら「グラン・オール・オプリ」のステージとか興味湧くのでは?
監督 マーク・エイブラハム
キャスト
トム・ビドルストン
エリザベス・オルセン
ブラッドリー・ウィットフォード
チェリー・ジョーンズ
ウェスレイ・ロバート・ラングロウ
マディ・ハッソン
レン・シュミット
ジョシュア・ブレイディー