これシャマランぽくてじわじわ面白い。
オバマ元大統領が原作小説をリストに入れていて、ミシェル・オバマと共に彼らの製作会社Higher Ground Productionsを通してプロデュースしている映画。
突然の通信遮断・停電、ビーチに巨大石油タンカー船、鹿の大群……
家族で週末を過ごすべくやってきたロングアイランドで奇妙な出来事が次々と。
家主と言い張る親子らしき二人は何者なのか?
ずっとわけがわからないまま一家と同じく不安で恐ろしいまま警戒しながら観ることになる。
アレやコレは何を意味するのか、「ブレンズ」の最終回に拘るのは何故か、深読みするとどんどん想像が広がるし、アメリカ風刺さらには現代社会風刺もたくさん埋め込まれてるしで、余白を勝手に埋める系の映画でもかなり面白いほう。
近年言われていることなども不穏な描写に乗っかって伝わってくるような。
すべてを説明されないとダメな人には向かない映画。
原作も同じく謎だらけみたいだが読んでみようかな。