このレビューはネタバレを含みます
GG賞ノミネート作品と知り、今回観賞してみましたが、正直私は、レナード・バーンスタインを知らずに観ましたが、少なからず彼の曲を聴いていたと思います。そして今回観賞して思うのは、音楽家は大変だなぁと、そして奥さんのフェリシアもすごい。強い女性だなぁと思います。
色恋沙汰はよくあることだと思うのですが、そこをじっと耐えた中でラストにかけて爆発するところは人間味があって良かったです。
そして今回特に驚いたのは、ブラッドリークーパーの演技です。彼の出演作品をたくさん観てきたわけではないのですが、今回はピアノ演奏だったり、特に指揮者役は難しいと思いますし、教会？のような場所での指揮は圧巻でした。素晴らしかった。
フェリシア役のキャリーマリガンも素晴らしかった。彼と出会った時のキラキラした彼女から、最後のベッドへ寝そべった彼女の目が、悲しみに溢れていて、とても切なくなりました。家族を病気で亡くす気持ちはわかりますが、こういうのは辛くなりますね。
彼女の作品をもっと観てみようと思いました。
賞にノミネートされるだけあるなぁと感じるほど、私は引き込まれました。これは劇場で観たら、音楽が良いだろうなぁと思います。
そしてこの作品、ブラッドリークーパー自身が監督されてるんですね。すごいです、素晴らしい。
カメラワークが好みでした。
久々にこのような作品を観て、やっぱ映画っていいなぁと感じます。知れて良かったです。
No.6
