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ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男のJIZEのレビュー・感想・評価

3.5
1963年にアメリカで行われた人種差別撤廃デモ「ワシントン大行進」の立役者の一人である"バイヤード・ラスティン"を題材にした歴史ドラマで人権活動家のラスティンが人種や同性愛への差別を受けながらも公民権運動で大きな役目を果たす様を描きだす。NETFLIXにて昨日から独占配信され、人種差別や偏見にひるまず闘い抜いた影に仕えた偉人の劇映画。まさかの主題はキング牧師自体ではなく、バイヤード・ラスティンに主軸が置かれた伝記ドラマで仰天する。キング牧師以上に有能ではないか、と傍から観てると思わされる。キング牧師の裏側での苦労やラスティンの内面を浮き彫りにするような造りで文字どおり真面目に描写される。ラスティンの有能ぶりにただただ脱帽し縁の下の力持ちという言葉が非常にあてはまる。
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