夏の終わりに願うことのragaのレビュー・感想・評価

ある一日の出来事。大人と子供は共に過ごしているのに互いに時間の経過は異なる特別な日。そこで主人公は何に気付くのか。その一点だけを追いかけるにはあまりにエピソードが乏しく退屈になる。やはり途中でベクトルが逆を向くような仕掛けも欲しいし主人公の心を暴発もしくは突き落とすような琴線の動きがあるべき。いい意味で叙情的、悪い意味で凡庸な内容だと感じる。