アダマン号に乗ってのChikaKodaのレビュー・感想・評価

とっても良質なドキュメンタリー映画。

ドキュメンタリーなのに、この映画に登場する人々の語る物語がすごく詩的で、まるで小説を読んでいるような感覚に陥った。

映画は、アダマン号に関する説明や、そこに集う人々の紹介など無く始まり、淡々と、でも優しい眼差しでその毎日を見つめ、映していく。

最後に、少しだけ触れられるアダマン号の背景や、「人間と言葉の想像力を生き生きと保つ」というあり方。

ああ、だからか。納得感とじんわり温かい気持ちを持ち帰ることができる映画。