人それぞれにとっての縁。
その価値観を変えるのは環境であり、生きる時代であり、はたまたその人の原点である。
美しくも儚い2人の縁は、「結婚」という現世の言葉では表せないイニョンなのだろう。ロマンとリアルの融合。
※ 以降ネタバレ注意⚠️
小学生→20代前半→アラフォー って進んでる中で、それぞれの時代の2人の「別れ」が変化するのが良い。
小学生では上手く自分の感情を表現できず、「さようなら」で終わってしまう。20代では、ナヨンの自分の人生との天秤で、別れを決断した。
特に最後の別れは、来世の再会について話すと同時に、現世では永遠に会えないという事実を互いに受け入れるという、ロマンチックとリアリスティックの綺麗な共存が神がかっている。
メリーゴーランドもめちゃくちゃ良いメタファーになってたなぁ。
すごく頭良い人に物語を説明してもらってるみたいな感覚で観れた。めちゃくちゃ大好きな作品。
セリーヌソン監督、今後も注目!