普通に面白かった。日々の日常に即したストーリー内容で、すごく現実的に見えたのが良かった。ぎこちない空気感とか表情がありのままに映し出されてて自然だった。だけど2時間弱でこの2人の幼少期からの関係性を伝えるにはあまりにも短すぎるね。12歳のころのエピソードが短すぎた。そこをもうちょっと濃密に描けてたらストーリーがより一層深みを増したと思う。人は住む環境で変わるっていうけど、ルーツというか、根底にある自分を形成するものはずっと変わらないよね。自分のアイデンティティとか居場所についていろんな考えや感情が湧くような作品だった。あとやっぱり言語って一番距離と壁を感じる存在だな。話の展開とかはすごく地味だけど、優しくて繊細な作品。A24さすがです。
