なかなか面白かった。とてつもなくエネルギッシュな映画だった。登場人物と情報量がめちゃくちゃ多い。話を理解してついていくのに必死だった。オッペンハイマーの人生が壮絶で波瀾万丈すぎる。物理学者って世界を変える力を持つなって改めて思った。とにかくスケールのデカさに圧倒された。オッペンハイマーの半生とかマンハッタン計画の史実に加えて、彼の心の葛藤や苦悩を映像で巧みに表現して脚本に織り交ぜてるのが高く評価されているポイントの一つだろうし、よくできてるよね。あとはアメリカという国全体がどういうマインドでどういう姿勢でいるのかっていうのがすごく興味深かった。まさしくアメリカ人の国民性を形成しているものがそこに詰まってる気がした。どこを切り取っても作品としてのクオリティの高さを感じられた。さすがだわ。
