一級品の技術はあるが商売が死ぬほどヘタクソな、オタク社員だらけの電話製品会社に鬼の営業マンが参入し、世界初のスマホ「ブラックベリー」を生み出し大成功。だがそれも、iPhoneの登場により...という、企業栄枯盛衰モノ。系統的にどうしても『ソーシャル・ネットワーク』とか『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』と比べてしまってアレだったけど、成功前・成功後でブレブレ・ドッシリと、撮り方をはっきり変えていたり、成功者系で描かれがちなオンナ・クスリ要素とは別角度の堕ち方で見せてくんの新鮮だった。映画を観た後に残ったのはブラックベリーのすごさではなく、ジョブズがいかに衝撃だったかのほうだったけど...。
ただ、ブチギレて電話叩き壊すシーンがある映画、だいたい良い。