ノリノリな男性ボーカルのラップとともに、おしゃれな映像が印象的。
世間に反抗的な主人公ジョージーを端的に表現できてるなーと思う。
母親が亡くなった後、福祉に頼らず1人で生きていけると、大人ぶって悪ぶって気丈に振る舞う少女。
ジョージーを演じる子役の子はめちゃくちゃ上手かった。
映像や音楽のセンスが若さを感じるなーと思ったら、30歳くらいの若い女性監督。(撮影時はおそらく20代)
10代の頃からMVをたくさん撮っていたようで、MVのセンスもめちゃくちゃ感じたので納得。
とにかく画づくりのセンスが抜群だなと思う。
ハリス・ディキンソン演じる若い父親は、本当に頼りなく、父って何をどうやったらいいんだろう?という戸惑いがよくわかる。
ジョージーが、知り合いの女の子を殴って怪我をさせてしまい、父ジェイソンが「任せろ」と言ってその子の親に謝りに行くのだが、全然うまくできない。ぶっきらぼうに現金を渡して去ることしかできない。
いや、こいつはそもそも仕事してるんだろうか…悪い人ではないのだが…。
どっちもまだ子供で不安しかない2人だけど、似たもの同士で通じ合うとこはあるよう。
リアリティーラインとしては、シリアスすぎない可愛らしいポップな父子の物語。