最強のソウルメイト。
めっちゃ良かった。
小学校時代からずっと一緒のミソとハウン。
勝ち気で自由なミソと、少し堅実なハウン。
性格が逆ではあるが、それでも家族のように絆が深い。
成長し、大人になっていくことで2人はそれぞれの道へ進むことになるのだが。
分かれていく道筋と再会を繰り返し、お互いに秘めていた真実に近づいていく。
時系列が交差する構成であり、幼少期から大人までの長期の物語を時に残酷に感動的に描かれる。
大人になることの通過儀礼を目前にどのような選択をするか。
結婚の在り方、子供との関係性、大人になりきれない自分。理想とかけ離れていく自分への自己嫌悪も2人の間に壁を作っていく。
しかし、お互いに自分を見失わないために尊重し合う関係性は友達として最高の在り方でした。
価値観のアップデートという意味ではちゃんと掘り下げられながら、しっかり友情に感動しました。
良いときも悪いときも友達が居て良かった。
純粋に友達の大切さを感じる感動作。
