2024年37本目。
現代の戦争は情報戦。
4年前に「娘は戦場で生まれた」という映画を見て、初めて人が実際に死ぬ様を観てその衝撃が脳裏にこびりついていたが、今作はさらに精神をえぐられるような痛ましい映像が続き、圧倒されてしまった。
この映画が恐ろしいのは人間誰でも知ってるロシアのウクライナ侵攻が始まって2年が経った今、この映像を観て実際にこうなってたんだって衝撃を受けるところ。いかにロシアによる情報規制がウクライナの人々を物理的にだけではなく精神的に閉じ込めていたのかがわかるし、ゼレンスキー大統領の外交での演説、そしてこの映像が世に出ることによってロシアがどのようなことを行なっているのかを知るのが大事だと感じた。
この世を去る者を観るのはとても辛いが、この戦場に置いていかれる者の表情を見るのもとても辛かった。