アマルの確固たるポジティブな態度はどこから来るんだろう。密閉されたコンテーナの中で生き延びて、トルコに着く。そこで、人身売買業者(the refugee smuggler)サムに助けられる(?)。アマルは姉妹のいるギリシャに行って、そのあと、スウェーデンで両親に会うことになっている。アマルは難民で一人なのでサムの力が必要だが、難民侵入を 許可しないブルガリアでの必死の逃亡などをみても、よくスウェーデン までたどり着くね。彼女はシリアのアレッポ出身に設定されてるが、イスラムの家族ではない。父親はコンピューターの会社を経営してると言ってたので、私の想像する伝統的なシリアの人のイメージはない。(また、そこがいい。なぜかというと、シリア難民はモスリムで貧しいという偏見をブチ破ってるから)それに、母親は先生で、家族はお互いに愛し合っているのがよくわかる。 早く会いたい。絶対に会えるという気持ちがこの映画で現れている。例えば、海で、小波が不意に寄せてきた時『I am stronger than you! I am not scared of you.』波を経験していないかもしれない(?)が、この時の顔つき。そして、『 I will get on the boart. I will.....』この映画でこの勇敢で断固とした態度のシーンが一番好きだ。笑顔も悲しい顔も...表情が多彩でいい俳優だね。