韓国ホラー。
かつてトンソン荘で発生した凄惨な殺人事件には、その殺害を記録したビデオテープがある。しかし実はこのビデオにはおかしなものが映っていて…？というドキュメンタリー風映画。
雰囲気は満点！
VHSの荒い映像、鏡に映る学生帽の男、焼身自殺があった家、人権無視の更生施設、いかにもな祈祷師に怪しげな儀式etc…。
ドキュメンタリー形式と言うだけあって、要所要所で今まで分かったことを文字にして整理してくれるのも分かりやすくてよかった。
事件の真相にどんどん迫っていく感じもサスペンス味を感じてとてもいい。
だからというか、推理パートの部分に無理があるとちょっと「え？？」って気分になってしまう。途中までは次々発覚する新事実に「なるほど！次はどうなるの？」って気持ちで見てられたんだけど…オチがちょっと…。
どうにも事件のトリガーになった霊の考えてることが釈然としないんだよなぁ…。
ただの呪いとして描いてくれればそういうの求めずに済んだんだけど、なまじ対話が可能で記憶を持つ存在として霊を描いてるから気になっちゃって…。
私が見逃してるだけで何か納得要素あったのかな？
