誠DIO鈴

コヴェナント/約束の救出の誠DIO鈴のレビュー・感想・評価

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)
3.0
ガイ・リッチーの最新作。911後のアフガニスタン侵攻での実際に遭った実話がベースになっています。
ガイ・リッチーも最近は職人監督になって来たのかな。初期の『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』、『スナッチ』のスタイリッシュな軽犯罪系と『シャーロック・ホームズ』の印象が強いので、今作は自分色をかなり抑えているよな。とは言え、タリバンの追撃から逃れているシークエンスの主人公側からの視点はガイ・リッチー色だった。
ストーリーは、基本、主人公と通訳の絆の話。友情とはチョット違うかな。でも、前半は主人公の部隊がタリバンのミサイル基地(隠し武器倉庫)を捜索、1つ目の武器倉庫に向かうが、途中でその通訳のおかげで敵の待ち伏せ回避。そこで通訳の人柄、人格を説明。2つ目で、その部隊に悲劇が起こる。ここから、2人の物語が始まります。
ま、ここからは本編を見て下さい。上記を述べた様に友情ではないんですよね。セリフでもでてくるのですが、呪いに近い。
最後の字幕説明が出てくるのだが、結局アメリカ側も現地通訳者たちの約束は守ってないんだよね。協力すればビザを出すという名目で雇ったのに。今の情勢を見ても戦争に正義はないよ。
自分も日本という国に住んでて、ロシアで起こってる事とか、イスラエルで起こっている事とか、ニュースで見てる時は大変な事が起きたと思ったが、報道で騒わがなくなると通常の生活に戻ってしまい、風化していってしまう。
なんか、変な事書き込んでしまった。考えさせられる映画だった。という事で。気になった人は、是非、劇場で鑑賞して下さい。
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