重たく掲げられる感じでなく、2人が彼らなの日常を重ねていくのを覗き見ているような感覚でした。
2人の付かず離れずの関係性は、とても安心感がありました。
恋愛の匂いはしないし、家族とも友達ともちょっと違くて、言葉にはできない。
何かを変えようとするわけじゃなく、自分や相手を受け入れながら、付き合いながら暮らすこと。
栗田科学はちょっと違和感があるくらいに優しい場所なのだけれど、光石さんならありえるかも！と思わせてくれました。笑
とにかく、意地悪な人が出てこない。
腫れ物に触るように彼らを扱う人たちが出てこない。
説明するためのセリフが少ないのに、過不足なくわかる感じが心地よい。
これはどうして？この人はなんで？と思うことが観ていると自然とわかっていくのが、なんか上品だなー、と。
ガツっとナレーションで語るところもあるが、それは説明してくれてありがたい！っていう内容だった。
渋川さんの役がとても好きでした。
そういえば、上白石さんが本当にナレーションしたプラネタリウムを見たことがあります。めちゃくちゃ癒される声なんですよね。内容もスッと入ってくる、説得力のある声質と喋り方。ぴったり！
2024 11
