Yuki

夜明けのすべてのYukiのネタバレレビュー・内容・結末

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

映画館で観たくて爆速で原作読んで行ったけど、原作と全然違ってびっくり。
序盤はえーって思うところ多かったけど、終わりが好きだったのでまあ良かったかな。

その中でもどうしても気になったのは、
・山添くんと辻本課長の関わりが続いていること、あとは彼女さんとの関係が続いていることが流石にちょっと違うかなあと思った。最初の方で辻本課長に現職務にやりがいがないから戻りたいと訴えているところ、何にもやる気が起きない状態だったはずなのに、、ってなったし、家はただの寝る場所で音楽を聴くこともなかったはずなのに(原作では)トレーニングマシーンが家にあるのはちょっと、、、受け入れられなかった。彼女さんと続いてるのは、多分原作読んでなければ違和感なく許せたと思う。
・辻本課長と社長、あんな形で繋がる必要あった?
・お母さん介護必要な意味あった?藤沢さんの転職の理由にしたかっただけだとしたら、不必要な要素なんじゃないかと思っちゃった。
・心療内科の先生の初回の態度あんなうざくする必要あった?
・後半の山添くんのパニック障害に苦しんでる様子が全然描かれていなくて、最後の部屋の描写+語りのところで苦しいみたいなこと言ってたけど違和感があった。やっぱり藤沢さんの入院シーンをカットしちゃって、あそこで山添くんに心境の変化があって、でも体は変わらず、でもこの状況をどうにかしたい!って動くところがなくなってたからかなあと、、

そもそもの職場の設定変えてるのはまあ映画映えさせるために仕方ないのかなって思ったし、一つの目標に向かってみんなで取り組む構図も映画だからなあと思いながら見てた。
ただ、それがプラネタリウムっていうのに学祭感を感じてしまって深刻みが薄れて安っぽくなっちゃってるんじゃないかなあと少し残念に思った。
あとは、藤沢さん&山添くんのbeforeと、関係性が少しずつ変わっていく過程をもうちょっと丁寧に描いといて欲しかったなあという感じ。
映画でも関係性が変わってくのは十分伝わってきたんだけど、ボヘミアンラプソディーのくだりを省いてしまったのはあまりにも、、それに、そこのシーンがあるからこそ、藤沢さんが本当に良い意味での"おせっかい"であって、山添くんがそれに感化されていくのが伝わるのに、、でも映画の山添くんがシュークリーム買ってくシーンも良かった、、それでカバーされてたのはある。
お守りのところも、、あのシーンがあるから山添くんが入社後約半年で突然辞めてしまった会社の上司からも、淡々と働いている今の職場の上司からも思われてるってことが分かるのに、、

プラネタリウムのエンディングの言葉たちはとても好きだったので、文字起こしして教えて欲しい。
萌音ちゃんの電話してるシーンかわいすぎ。
住川さんの息子さんもあまりにもかわいすぎ。

なんだか映画の感想ではなくなってしまった気がするけど、、伝わり切ってない要素もあったけど、総じて映画は映画で満足度は高かった!
Yuki

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