栗田科学の社員や山添君の元上司が少しはみ出たり欠けたりしてる（のを強調される）人たちで、はみ出る二人をそんな人たちで癒すのが本当によかった。泣けた。
ただ地方出の藤沢さんがあの状態でどうやって都内で自活してるのかもう少し説明してほしかった。通院して習い事を続けながらあの規模の部屋に住んでたけど、そんな収入があそこの会社員で担保できるのか、よくわからない（そういえば仕送りはあるようだ）。あと二人の痛みをわかちあう物語だと思ったのだけど、山添君の痛みより藤沢さんの痛みのほうが目についた。でも生理は（健康で妊娠してないなら）月１でくるものだし、発作とはちょっと違うしなあと考えるなどした。
とはいえこの監督の次の作品も絶対見たいと思えるくらい好きだ。帰り道のトンネルのところ特にいい。ふたりで一緒に向かうことはできるけど一緒に潜り抜けることはない。
