このレビューはネタバレを含みます
PMSの藤沢とパニック障害の山添が職場の工場で出会い、日々の出来事の中で、それぞれの生き苦しさに苦しみつつも他者を理解し支え合うことに目を向け、世界の見え方が少しずつ変わっていくヒューマンドラマ。
安っぽい恋愛ドラマじゃなくて
ギャグっぽいところもありつつ
心あったまる映画だった。
工場の社長とか、山添の元上司の
集団カウンセリングシーンから
群像劇かと思ったけど、
基本は2人の物語。
だけど、逆に周囲の人に目がいくというか
痛みを知り、受け入れてくれる
周囲の温かさが前提の物語だな
とも思う。
病気や苦しみ、離別…
痛みに触れると人は人に優しくなれる。
いや、誰しもが
何かの痛みを抱えて生きてる。
だから、誰しもが人に優しくなれる。
キッカケさえあれば。
そんな映画だったような気がする。
PMSの苦しみを
少しでも理解できればと思って見たんだけど、
苦しさを冗談めかして吐露できる
そんな関係を築けられたなら、、、。
