「夜明けのすべて」タイトルから好き。
気持ちが静かに落ちつくので繰り返し視聴している。
不器用な2人を包むざらついた映像。
2人の勤務先栗田科学のみなさんの受容のさりげなさ。働くおじさん達も取材に来ている中学生もそのお母さんもみんなその人らしく存在している。
グリーフケアに通う社長や元上司、(光石さん、渋川さん、丘みつ子さんのリアルな存在感!)喪失の悲しみを知る人の深くさりげない優しさが誰かを救いながら自分自身への救いにもなっているんだな。
怒りのエネルギーを洗車に集中させるのは
なかなか良いテクニック。応用して取り入れたい。
幸せと優しさの本質を探りたくて映画やドラマを選んで観ているけれど、もしかしたらこの世界はそう悪くないのかもと思える素晴らしい映画だった。