原作は未読。
最初は単なる傍観者。上白石萌音のPMSの発作にびっくりして、どちらかというと松村北斗のような、大分偏見まじりの視点でこの会社や社員の人達を見ていた。お菓子ソーシャルがあるザ・日本の会社。中高年メインで新人は数名。仕事ぶりも、外から見える分だけだとかなり緩そう。
ところが、この若い二人がお互いの病歴を開示したあたりから急に引き込まれた。自分の発作は止められなくても、相手の発作は回避できる。自分の居場所を見つけようともがくより、まずは相手を受け入れてみると、自分が見えてくるというか。そして、彼が気付くのは、自分がまるごと受け入れられていたということ。
プラネタリウムにはもう何年も行っていないけど、昨日惑星パレードが見えるというので、庭にねそべって星を見た。静寂の真っ黒い空にきらめく星を見て心が洗われた。
先日たまたま聞いたアフター6ジャンクション2というポッドカストで、ゆっきゅんが今会いたい人!にゲストで出ていた映画編集者大川景子さんの作品。撮影が終わってから、三宅監督と色々話し合いながら2か月位かけて編集されたそう。大川さんは『ケイコ、目を澄ませて』も担当。しっとりと心に沁みる余韻は、女性編集者の視点が加味されていたからなのかなと思った(同年配の某監督の作品が全くささらない理由もこのへんなのかも)