千里

死霊館のシスター 呪いの秘密の千里のネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「死霊館」ユニバース最新作。正確には本編である「死霊館」シリーズに出てきた悪魔ヴァラク様のそれまでを描くスピンオフ作品の第2作。前作は世間的にはそこまでだったようだけど、個人的にシリーズの中では「死霊館」「死霊館 エンフィールド事件」の2作品の次に好きな作品。但し、本作の監督は前作から変わり、シリーズ中だと「ラ・ヨローナ 〜泣く女〜」「死霊館 悪魔のせいなら無罪」の2作を監督した個人的にはあまり合わないマイケル・チャベス監督ということで不安だったのだが、その不安を拭ってくれたくらいには楽しめた作品だった。

第1作目で綺麗に終わったのに、ヴァラク様は時系列的には後の本編でも出てきてるし、どのように繋がるのかと思っていたけど、その理由についてはなっとくのいくものであったし、違和感なく入り込めたので良かった。物語が加速するまでがちょっと長かったが、前作との繋がりを説明してくれる序盤と、登場人物たちが合流して物語が加速していく終盤は眠気も覚めて楽しめた。

学校内をバラバラに逃げ回る登場人物たちや、死んだはずの校長先生、頂部に大きな鐘を内包した高い建物(時計塔?)という要素から「学校の怪談2」を彷彿とさせられたのは私だけだろうか。凄く思い出しちゃった 笑

時が経ってラストのウォーレン夫妻の登場は、「死霊館 エンフィールド事件」に繋がる話であることを示しているのか、それとも死霊館4にまたヴァラク様が出てくるのか、どちらなのか気になるところ。あと主役のアイリーン役の人とウォーレン夫妻の妻の方の役者さんが実の姉妹ということで、顔立ちが近い人であることと妻の能力を考えてもウォーレン妻はアイリーンの子孫ってことを示しているのだろうか...とか思ったり。

何にせよ今後のシリーズにも要注目。...そろそろ死霊館本編でアナベル事件やりませんかジェームズ・ワンさん。
千里

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