うっさん

死霊館のシスター 呪いの秘密のうっさんのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「死霊館のシスター」の続編。アイリーンとフレンチー再び。
平穏な生活を取り戻していたアイリーンに、バチカンより次々と神職者が不振な死を遂げているため調査せよとのお達しが。修道院の問題シスターデボラが勝手について来ちゃって、結果相棒として大活躍する。デボラは望んで修道院に入ったわけではなく、信仰なんてと思っており、アイリーンから「信じる」ことを教えられる。
フレンチーは宿舎のある学校で用務員をしていた。そこの先生とその娘ソフィーと家族のような関係になっている。ただフレンチーの中にいるヴァラクが完全復活のため、度々フレンチーを操り聖遺物を探していた。
アイリーンとデボラは神職者が襲われた場所に出向き真相に近づいていく。そして聖遺物「聖女ルチアの目」がフレンチーのいる学校にあることを知り、先に手に入れるため学校へ。先生や生徒達を巻き込みながらヴァラクとの戦いへ。
アイリーンは先に聖遺物を見つけるも、結局奪われてしまう。ヴァラクはアイリーンを殺そうとするが、なぜかアイリーンは炎に包まれても死なない。ここでアイリーンが聖女ルチアの子孫であることが分かる。
聖女ルチアは火で焼かれても死なない。もはや人ではない存在。アイリーンの特別な力はそこから来ていた。
ラストはアイリーンとデボラの信じる力で、ワインをキリストの血に変え、ヴァラクを倒す。
フレンチーはヴァラクから解放され、先生とソフィーと喜びを分かち合い、それをどこか寂しげに見つめるアイリーン。
そしてまたまた登場のウォーレン夫妻。なにか起こると示唆して終わる。

相変わらず不気味なヴァラクと、なにかが起こると分かっていながらもドキドキさせられる演出。続編ではあるが、前作に負けないくらい面白かった。3部作とは知らなかったから、次回作も楽しみ。
次回作ではアイリーン自身のこととか、その力がもうちょっと分かるといいなと思う。
うっさん

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