テニスとLOVEを巧みに組み合わせた非常に斬新な試み。
それがうまく機能していて、構成のうまさに気持ちもぐいぐい引き寄せられた。
初っ端からゼンデイヤの魅力と魔性さがたっぷり。スタイル良すぎ…
アイドル的な人気を博す女性テニスプレーヤー“タシ”を手に入れるため二人の男性テニスプレイヤーが競い、奪い合うストーリー。
恋愛が絡むと幼少期から築き上げた友情すら粉々になってしまうのは残酷だ。
時系列を入れ替えながら、気持ちの移り変わりとそれぞれの関係性が明瞭になっていくので展開が読めない。
この“感情の迷路の表現方法”が本作最大のポイントに思えた。
最後の最後までオチが読めないから、先が気になってしまう。
それでいてテニスシーンの迫力は確かなもの。
巷によくある適当に編集してササッと見せちゃうものとは一線を画す仕上がり。
これ…3人共が相当な練習を重ねたのではないかな。
ゼンデイヤ目当ての鑑賞だったけれど、普通に作品として面白く、最後まで没入して見ることができた。
一風変わった味付けなので、オーソドックスなラブストーリーが苦手な人、テニス好きな人にオススメできる作品に仕上がっています！
もちろんゼンデイヤファンは必見！！
