フィル友さんから面白いとの評判を聞きつけ、鑑賞したところ期待通りの出来栄え!
系統としては「コンフィデンスマンJP」に近いかな。
主演コンビが持ち味を存分に発揮している、痛快詐欺師エンタメ (季節の地面師たち風味)
岡田将生はこういう役柄が抜群に映えるね!
飄々として掴みどころがない感じなのに、決めるときは決める。
安定のイケメン、スタイルも良き。
ご結婚おめでとうございます。
そして、税務署の職員を演じる内野聖陽の目の奥が笑っていないスマイル…怖かったな。
笑いながらも心の中は"憤怒の化身"
最近だと「八犬伝」や「ブラックペアン」の役柄が印象深いけど、尖った役柄も上手。
やった方は忘れていても、やられた方は一生忘れない。
いじめだったり、仲間はずれだったり…
必ず因果応報として罰が下る。
信頼していた人がコミュニティに迎合して離れていくのとか本当に辛い…
ボク自身の経験も相まり、1人孤独に戦うしんどさや辛さがシンクロしていく。
それでもラスト、葛藤の中で筋を通す熊沢(内野聖陽)の姿に人柄が表れていた。
自分なら空想エンドを選んでしまいそう…
海外作品のような凝りに凝った仕組みではなく、万人向けのわかりやすい作りが作風にフィットしている非常に見やすい一作。
気軽に楽しむにはうってつけの一本だと思います。
ちなみに…劇中出てくるやり取りですが、司法書士は弁護士でもサクッとは取れないです。
合格率2〜3%&高難度の民法に加えて不動産登記申請書と商業登記申請書を時間内に作らなきゃいけない鬼ハード試験なので(短答部分に限れば司法試験より司法書士試験の方が遥かにキツイ…)
そうした細かい設定の違和感を"ご愛嬌"と流せれば問題なく楽しめるかと。
Special Thanks to〜秋元さん〜