このレビューはネタバレを含みます
前見たかったけど見れず、飛行機の中で鑑賞。
3人の人生の系譜をテニスの試合に準えてストーリーを進めていくっていう試み自体は新鮮だったし面白かった。
ゼンディーヤは綺麗だし見惚れるけど、人物の心情描写が少しイマイチだったかもしれない。そういう狙いなのかもだけど。
タシの本心が良くわからなかった。
その意味ではそこまで誰にも感情移入できなかったかなあ...
グレイグの事はどう思ってたんだろうか。どこかで惚れていたのかなあ。あまりそうとは思えないけども。
2人のメンズも一長一短感がすごい。
グレイグは落ちぶれて最悪だけど、アートも頼りなかったり自分で決めきれない優柔不断さがある。
私だったら自分が負けることよりも、わざわざ相手に「負けて欲しい」って妻に頼まれる(しかも身体を売ってまで)方が嫌だけどな。
正直、おせっかいで自分の思う通りに人を動かそうとするタシのようなタイプの人間は好きではないからなんとも言えない映画だった。
テニスシーンの迫力は良かった。皆練習したんだろうか。