ひでG

チャレンジャーズのひでGのレビュー・感想・評価

チャレンジャーズ(2023年製作の映画)
3.9
公開時にも観たかったが、時間が合わずに断念。こんなに早く配信されてラッキー、
でも、やっぱり劇場で観たかったな、残念😢

テニス版「突然炎のごとく」男2人と女1人の物語。なかなか事前にはどんな映画かつかめなかった。

ラブストーリー?1人の女性の取り合い?
ブラックコメディ?
格闘?BL?

ジャンルに入れ込むのが難しい、、
まあ、もし本作をジャンルで無理やり括るとしたら、
「ハイテンションムービー」とでも呼ぼうかない🤓

そう、このハイテンションを観る時に、自宅のテレビジョンはやはりしんどかった。実際に映画館まで行って、覚悟を決めて「僕もチャレンジャー!」と立ち向かってこそ、グッと良くなる作品だと思った。

とにかくハイテンション。学生テニスのパトリックとアートがタシに出逢った夜から、テニスボールは2人の親友であり、ライバルの2人の間を応酬していくようだ。
あの出会ったばかりの最初の夜のラブシーンは強烈だったなあ、
セクシーだけどエロくない、
真剣だけど笑っちゃう、、

怪我のため、選手生命を断たれたタシは、アートと結婚し、彼の専属コーチとなる。アートは世界的なテニスプレーヤーになるが、全てをタシに支えてもらっている。
選手としての名声も、お金も、憧れだったタシも手に入れたアートだが、どこか浮かない表情に見えてしまう。
再起のステップのためのチャレンジーズにかける彼には悲壮感さえ漂う。

一方、アートのかつてのライバルで親友だったパトリックは、大会への参加費やその日の宿代も出せないほどの底辺のプロテニスプレーヤー。そんな境遇なのに彼は常に強気で自信家だ。

計画したルート通りに進める、誘導てきるアートの堅実さに満足するタシだが、パトリックの無計画さ、自由さ(身勝手さ)にも惹かれてしまう。

そして、2人の直接対決。これだけ目まぐるしく、カメラが縦横無尽に動くスポーツシーンも珍しい、そして、この音楽🎵、気持ちがどんどん駆り立てられる、、

この高揚感はやはり劇場で味わいたかったなあ、(自宅でもなるべく集中して観たんだけどね)

それにしても、ゼンデイアは吸引力は凄いなあ、「Dune砂の惑星」でもとても魅力的だったけど、ルークとパトリックだけじゃなく、多くの観客の気持ちも持っていっちゃう。
振り回された気持ち、分かります😅
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