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めくらやなぎと眠る女のこんにちはのネタバレレビュー・内容・結末

めくらやなぎと眠る女(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

2024年 45本目

見たことが無い映像で面白かった。そしてシナリオも結構好み。

ほぼ平行線で進んでいく、小村と片桐さんの話が最後の最後対比として綺麗に合流するのが良かった。 片桐さんの苦労を全て見ていたわけではないけども、いつも頑張っているからかえるくんが現れたのだろう。 

小村は終盤、「自分に詩の才能なんてない」というが彼のメールや言葉の端々をみるとそんなことないのにと思った。 小村は興味深い人だ。

見たばっかりでまだ理解が追い付かず疑問点が残っているのは事実。
キョウコは何を願ったのか。かえるくんは地震を防いだ後なぜ消えたのか。てかそもそもかえるくんはなんなのか。などなど。人の感想を見ていくにつれてどんどんその謎は紐解かれていくのだろうと予想する。 

(みらいを)かえるくんってこと??  恐怖は想像であるみたいなセリフ通り、22日の夜片桐の前に表れた殺し屋は自分の恐怖心そのものなのかもしれない。  

北海道にて、あいつの妹の友達とラブホテルで過ごしているシーンはなんとなく好きだ。 一瞬怒りに任せて首を絞める想像をするシーンが特に。
全体的に好きなシーンが多くて視覚的にとても楽しかった。

とにもかくにも片桐さんが報われてよかったし、小村もキョウコもそれぞれ幸せに生きてほしい。
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