このレビューはネタバレを含みます
根拠のないことを信じるアメリカ映画で面白かった。仕事映画。かなり透明ながら、一気に見れる。
マイケル・ジョーダンの顔を一切画面に映さず、記録映像にははっきりと登場させる。
まだ成功するかどうか分からないジョーダンにマット・デイモンが即興のスピーチを繰り出す場面では、未来のマイケル・ジョーダンに関する記録映像がカットインされる編集がある。不可思議な時間の流れだ。バスケの師が告げる予言であり、現在のジョーダンに対するメッセージとも取れなくもない。
成程、記録映像に映るジョーダンは不滅だが、それ以外の映像は全て忘れ去られたものを、その時その場にあった現在を映しているから感動的なのではないか。スピーチが感動的なのではなく。そう思った。