あき

アナログのあきのレビュー・感想・評価

アナログ(2023年製作の映画)
4.0
超王道恋愛物語。

ヒロインが携帯を持たないため、週に1度カフェで待ち合わせる2人。そんな時間を何度か過ごす中で主人公はプロポーズすることを決めるが、彼女は突然約束の場所に現れなくなって、、、?といった、よくある話。

よく言えば、超王道のため間違いはない。展開に疑問を抱くことは少ないだろう。しかし、悪く言えば展開に予想がつく。上映前に「こういう物語展開だろう」と思ったことの8割は当たると思って良い。そのため、人によっては物語の運びに退屈感を覚えるだろう。

しかしこの作品にも特徴はある。
それが「不自然なまでの自然な会話」だ。全体通して自然な会話は見受けられるのだが、特に飲みの場での会話などのいわゆる雑談といった箇所は、日常を切りとったのかと思うほど自然な会話が行われる。幼なじみの男3人によって行われる話は非常に面白いため、会話に注目してみてもいいかもしれない。
あき

あき