Jun潤

アナログのJun潤のレビュー・感想・評価

アナログ(2023年製作の映画)
3.0
2023.10.14

二宮和也×波瑠

インテリアデザイナーの水島悟はある日、行きつけの喫茶店「Piano」で美春みゆきおいう女性と運命的な出会いをする。
一目で恋に落ちた悟は、幼馴染にからかわれながらも足蹴しく「Piano」に通い、携帯を持たないというみゆきと、毎週木曜、お互いが会いたいと思って会えた日に会う約束を取り付ける。
仕事、体の悪い母のお見舞いを繰り返す悟の日々に、みゆきという彩りが加わる。
しかし、新たな人生を求めた悟に突きつけられたのは、悲しく、残酷で、切ない運命だったー。

うーん、ビミョ〜!!
果たしてこれは誰が悪いのか、完成度の低いケータイ小説かなろうレベルのビートたけしによる原作か、ニノ主演で調子乗ってジャニーズ問題に個人の見解を述べてポジキャンしちゃったタカハタ監督か。

良くない点を挙げればキリがないのですが、まずはみゆきの正体があっても、携帯を持たない理由には繋がらないし、『アナログ』と名乗るからには、他の作品よりもデジタルな面を強く出さないとアナログであることの不自由さも素敵さも出ないのではないかと。
メール電話ができない、設計で手書きや模型にこだわる、Googleマップ無しで散歩と、全く描写がないというわけではありませんでしたが、みゆきの言う、夜の海を見て昼の海の美しさを知るに繋げるにはちょいと?だいぶ描写が足りなかった印象。

んまーあとは役者の使い方と編集ですかね。
会話劇を目指していたのかもしれないけど、あまり成立しているようには見えなかったし、それにしては役者陣も演技をしているというよりかは素のまんま話をしていた感じ。
加えて変な区切り方とか唐突なスローモーション、暗転の乱用など、話は置いといても演技に浸るにはノイズが多めだったかなー。
Jun潤

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