これは自主制作でやりがちな、無駄なワンシチュエーション長回し。そうすると"意味深に見える"というだけ。これならカットを割った方が良い。
10分が長く感じるほど大したことは起きない。
"植物に侵食された人"という設定も、あらすじの説明を読まなければ、服に枝を刺してる人にしか見えないほど、美術面の工夫がお粗末。
なぜその人はそこでその状態になって、なぜそこに訪れる人はいて、なぜ最後動けるようになったのか。
重要なところは全く見えてこない。
ASA-CHANG&巡礼の『花-a last flower-』という、とてもダークでクセの強い曲の最後に、
「光はイラネ、水ヲ下さイ」
という歌詞がある。
タイトルは偶然か、そこからインスパイアされたのだろうか。