クローネンバーグは去年より『裸のランチ』『クライムズ・オブ・フューチャー』と観始めましたが、今作でなんとなく2作への理解も深まるような体験となった。
どの作品にも共通していたのは、人間の“嗜虐性”。
奇妙で特異な造形が描く、人体への好奇心はどの作品も何か夢中にさせるものがある。
そしてどの作品でも嗜虐性から創作や芸術や構造主義や何やら、作品毎のテーマにちゃんと帰着するのがすごい。
今作はテレビ全盛期の時代背景もあり、メディア論的なテーマがフックになっているらしいが理解不足。
マクルーハン再読の必要アリ。
「新人間よ永遠なれ」
ワーオ