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ミンナのウタの440のレビュー・感想・評価

ミンナのウタ(2023年製作の映画)
1.8
あまりお気に召さなかった作品はレビューを載せないようにしてるんだけど、たまには良いかなと思ってこの作品をチョイス。

楽しみにしていたんだけど、思った以上にしょっぱかったなぁ。

この作品で1番驚いたのは、最後の最後に見た事ないメンバーが1人増えているという演出。
あいつがグループメンバーになって呪い継続という事なのか?ww

Jホラー好きなので清水監督らしいユニークな描写はワクワクしたけど、雰囲気を壊しにかかる音楽と緊張感の無い演出、ホラー映画とは思えないプロモーションビデオレベルのヌルさに終始テンションダウン。
以前観た「小説の神様」と同じく全然映画の世界に入り込めない。

一本のテープから連鎖する失踪事件。
3日間の猶予で探偵とグループメンバー&マネージャーが真相究明のため捜査していくお話。

この作品のキーである「呪いの鼻歌」が象徴的恐怖描写になっていなくて、同じ曲なのかと疑うくらい人それぞれ色々リミックスバージョンが存在して笑える。
しかも感染方法や狙われる順序は曖昧。
多くの人が耳にしているのに無傷な人も沢山いてなんだか緊張感が無い。
とにかく突っ込みたくなる場所が多すぎて笑ってやり過ごせる俺の許容範囲を超えるイラつきを感じた。

ただ、最初に書いた通りホラー描写として小道具の使い方や、事の発端古びた家のシーンは良かった。

とにかくLDHへの忖度と裏事情を感じまくっちゃってホラーとして成り立ってないです。
これならミステリーにした方が面白い仕上がりになったんじゃないかな。
後半の真相も個人的にはありだと思うので。

ネタバレかもしれないので↓に一言だけ。









1番ヤバいと思ったのは、最後のめでたしめでたし感。
犠牲者なしという落とし所にもモヤモヤMAX。
メンバーとは言わないまでも脇役の1人くらいはオープニングで犠牲になった方が緊張感を感じられたのでは。
まぁファン層からレーティングを気にした結果なんでしょうけどね。
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