ブラックジャックも真っ青のセルフ手術が見たければどうぞこちらへ。
かつてロシア兵を何百人と殺ったという伝説のおじい (金塊掘り) が、ナチス軍相手にたったひとりで立ち向かう話。雰囲気はゴールデンカムイかマッドマックスFRのフィンランド版だなと思いました。
めちゃくちゃやられるけどとにかく諦めないおじいの不屈の精神強すぎる。パーン! ドーン! プクプク! ギリギリ! って感じで私は最初から最後まで細目で見てました。おじいがいる池、絶対入りたくない。
映画館のスクリーンいっぱいに意外と色白なおじいのボディと苦痛にゆがむ表情がバーンと映し出されたときは、一体何を見せられているのかとふと我に帰りました。馬ー! 犬ー! まさかの犬さんは主演俳優のペットー!
試写会はだいぶ男性率高めでしたが、LiLiCoさん達も言っていた通り女性が見てもアガります。個人的に人が死にまくる映画は苦手ですが、これはなんかもう規格外なので大丈夫でした。
そしてこれもLiLiCoさん達が言っておられましたが、確かに何回も見たくなります。相手を選びつつ、デートで見るのも私はアリだと思う。なお責任は持てません。
しかし宣美の暑苦しさから想像していた映画とはちょっと違ったというか、やっぱり北欧の映画だなというか、なんだか不思議な落ち着きが画面を支配していてこれはなんだろうなと思いました。おじいがほぼセリフなしというのもあるんだろうけれど、寒い国特有の静けさなのか寂しさなのか、そういうものが感じられて「こんな映画なのに?!」と思いながら鑑賞しました。ていうかまじでなんでこんな映画作ったんだ。監督の他の作品も見たくなりました。
試写会ではLiLiCoさんの炸裂トークも楽しませていただきました。後半はだいたいご夫君の愚痴だったのも良かった。ありがとうございました。