釜石ラーメン物語のNoveのレビュー・感想・評価

釜石で、製鉄所に働く人たちのために作られ釜石ラーメン。
すぐに出来て、あっさり醤油味の淡麗スープ。
麺は細いが絆は太い。
震災で行方不明になった母の店を続けるために、父と姉妹で奮闘する。
3年ぶりに突然帰ってきた姉と、自分の夢を諦めても父と一緒に店を続ける妹。
対象的な姉妹の喧嘩と絆で、母の味を再現出来るのか。
軽快な姉妹のテンポは、小川食堂の釜石ラーメンそのものの味。
姉妹の会話に、希望の光がみえる。
いつまでも、地元の味を引き継がれて行けるように、走り続けよう。