日本語字幕は、平井かおり
パンフレットは900円
日本公開日は2023年10月20日
米国公開日は2023年05月26日
客層:男性1人客8割
客入り:約3割
安定のジェラルド・バトラー映画。
導入部からすると、どのようにストーリーと繋がるのか読めなかったが、結果的には少し無理やりな接続にも思える。
派手なアクションもあるにはあるが、主人公たち自体は抑えめな気もする。実話ベースだし、過剰なフィクションを付加してるとはいえ、脱出劇とはそんなもんかな。
敵を絶対悪にはしないのが、現代の作法なのだろうか。今までの構図に慣れてた身からすると、ちょっと違和感。行方を追う組織がたくさん出てきて、自分の好みに合った。イラン革命防衛隊のコッズ部隊、パキスタンの軍統合情報部ISI、タリバン、ISIS、軍閥。イスラム教は派閥があると知ってないと関係性を理解するのが難しいかも(自分も忘れてた)。また、まだタリバンが政権奪取してない頃の話であるのを忘れてたから、やはり混乱した。
そりゃ、どの国の工作員にとっても確かに仕事だが、背景情報は必要なのかな。中東相手だとテロリストを敵にするなら簡単で良いが、各国の工作員と対峙するとなると、彼らには彼等なりの信条なり考えがあるという描写を挟むことで何かしら緩和しているのかもしれない。
通訳の身上話も必要だと分かるが、不必要にも見える。ストーリー上のアクセントだろうけど。
ジェラルド・バトラーもあまりスパイに向いていないと思う。ワイルド過ぎて、目立つ。
スパイが戦うのは、あくまでも悪役じゃないと、スパイ行為そのものが活動してる地域では違法行為なので。
上映館が少ないことを考慮しても、アマプラでの配信待ちでも良いかも。
男臭い要素しかない映画を好むのは、おじさんが多いということがよく分かった。
10/21/Sat/2023/577 No.46