ちろる

イルマーレのちろるのレビュー・感想・評価

イルマーレ(2006年製作の映画)
3.7
スピードコンビで織りなす不思議な不思議な時空を超えたラブファンタジー。
韓国のオリジナル版がとっても好きだったのと、5日に亡くなったクリストファー・プラマーも出ているということで追悼で鑑賞しました。
ストーリーについては、オリジナルとほぼ同じ、ただこちらは海辺の家ではなく、少し寂しげな湖畔の家が時空ポイントとなっていて、ケイトが「今」を生きるのもシカゴの都会の中。
切なさが際立っていたオリジナルと比べてみれば、こちらの方がロマンティックな雰囲気が漂っていました。
特に音楽がすてき!優しい男が不思議なこの大人の御伽噺を静かに見守っているようでした。
一点気になったのは過去と未来のどちらかを見せてるのか時々分からなくなる事。
互いが恋人と居る時とかのシーンは分かりやすいのですが、並行して見せる場面ではえ?どっちだ?ってなって後から分かるみたいな箇所が何個かありました。
その見せ方においてはオリジナルの方がとても自然で分かりやすかったかなぁー。
ともあれ、キアヌとサンドラですから観て損は絶対ないラブストーリー。
なかなか会えない焦ったい恋だからこそ、深く温まって感動の涙を呼び寄せてくれます。
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