ウエンチ25号

碁盤斬りのウエンチ25号のレビュー・感想・評価

碁盤斬り(2024年製作の映画)
3.9
すつきりとした時代劇。
カメラワークと美しい画面。
雨降らしと雪降らしは白石監督らしい。
草彅格之進は江戸時代にはあるあるの寡黙で四角四面な不器用な生き方の武士。
正論ばかりの格之進を周囲の人は持て余してたのかな?
もう少し武士時代格之進との浪人時代の清貧さを見たかった。
草彅剛はキレのある演技。
走る、碁を打つ、戦う、印を彫る。
動と静のメリハリが心地よい。
娘のお絹清原果耶はどうしてこれほど清らかなのか?
時代劇も安心して見れる所作だ。
中川大志も心優しく義理堅い青年を好演。ピッタリだ。
音尾さんは孤狼の血を見てから、出演作を見ると真珠を思い出し、ちょっと笑ってしまう。ごめんなさい。
白石監督の血みどろの戦いは控えめだった。もう少し見たかった。
後味の良い作品ではあった。
次回、白石&草彅剛ではもっとバトルが観たい。
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