ウエンチ25号さんの映画レビュー・感想・評価

ウエンチ25号

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ロストケア(2023年製作の映画)

3.9

松山ケンイチさん、長澤まさみさん、柄本明さん、熱演でした。特に松山さん、介護の闇におちていく様がどこか透明感が漂い、やるせない。

介護という闇に立ち向かうには、一人ではとてもできない。
出会った人の
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

昔見ていた仮面ライダー。こんな物語があったのかと。継承されていく歴史の始まりだ。
苦手な流血、しかも量が多いのが残念。
森山未來の蝶のオーグが美しかった。蝶の舞を見ているよう。
オーグたちも豪華キャス
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Winny(2023年製作の映画)

4.0

当時の記憶では悪者にされていたWinny。
情報が操作されるということは本当に恐ろしいことだ。
作品では結局誰が作者を逮捕させたかまでは明言していない。
が、森友問題などを経た今では、日本の闇の深さに
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湯道(2023年製作の映画)

3.3

ほのぼのした作品だった。
個人的には、濱田岳くんがもう少し活きる展開がよかった。
「湯道」というのがどうからんでるのか、いまいち分からなかった。が、Amazon primeに公開されていた「湯道への道
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.5

戦争映画は基本的に嫌いである。無理やり涙をさそうような展開も大嫌いである。あまのじゃくなのか「そうきたか」と思ってしまう。
が、「ラーゲリより愛を込めて」を見て泣いた。
ヒーローではない、普通の人が描
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.0

今泉監督のオリジナル作品。
会話でゆったり進んでいく人間模様。繰り広げられてることは割とひどいのに、喫茶店の窓辺でゆっくりしているように感じられる。
稲垣吾郎さん演じる主人公の性格が反映しているのか、
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耳をすませば(2020年製作の映画)

4.2

全編通じて爽やか。嫌なところがひとつもない。大人聖司の松坂桃李さん、カッコ良すぎ。夢をかなえてもまだ壁にぶつかり苦悩しても表にはなかなか出さない。苦悩するワンカットは松坂さんが提案して追加されたとか。>>続きを読む

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.3

原作未読でしたが、結末はあんまり勘の鋭くない私にもなんとなくわかる感じ。意外ではない最後でした。
もちろん、「実に面白い」は健在。柴崎コウとのバディは魅力的。SPドラマよりダントツお似合い。
北村一
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.5

旦那デスノートに夫の愚痴を書き込む妻。それが旦那に知られてしまい、お互いに本音をぶつけ合う、、、という展開。
舞台挨拶で岸井ゆきのさんが「絶対的香取慎吾という存在」とおっしゃってたが、ホームセンターで
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.9

スタンドバイミーの日本版
夏休みの少年たちの冒険物語。友達となって過ごす夏。
その風景一つひとつが美しい。両親の尾野真千子と竹原ピストルがよい味を出している。成長した少年役の草彅剛もよい。
クスッと笑
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.5

とにかく映像が美しい。夕暮れに飛び立つ鳥たち、木漏れ日とたなびくカーテン。流れの早い雲に隠されていく太陽。頼りなげな月。照明が絞られたCafeCalico。静かな店内に響くお湯を注ぐ音。カタカタなるコ>>続きを読む

犬部!(2021年製作の映画)

3.3

犬も猫も苦手だけど、命を守ることに損得抜きで頑張る主人公には共感する。
押し付けがましくないので、心が暖かくなる映画でした。

老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.2

身近にある切実なテーマ、老後。
映画みたいにはいかないと思うけど、草笛光子さんのように元気で、かくしゃくとして、人生を楽しめればいいなと思った。
草笛さんも天海さんもプライベートは謎で、現実感にとぼし
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.0

何より美味しそう。
レシピをメモしたかった。

シロウさんとケンジにほっこり、にっこり。
映画にする意味はあんまりなかったようにも思うが、最初の京都旅行をもう少し見せてほしかった。
また、ドラマの新シ
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総理の夫(2021年製作の映画)

3.5

中谷美紀さんの毅然とした美しさが印象的な作品だった。
なんならそのまま総理になって欲しいくらい。

働く女性が安心して、こどもを産み育てることのできる世界を作るという夢。その夢を実現する政治力。人の話
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箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

3.3

真面目に仕事はするが、人とは関わらず引きこもりな男。星野源さんはこういう役がよく似合う。リアリティーがある。偶然出会った女の子に恋をして、二人とも障害を乗り越えて逞しく成長する。
予想以上に逞しくなっ
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空白(2021年製作の映画)

4.3

モンスタたちーが松坂桃李を追い込む映画だと予告編を見て覚悟しながら初日朝イチみた。

怒れるモンスター、古田新太。
正義モンスター、寺島しのぶ。
はっきり自分の考えを打ち出せず、二人に追い詰められる
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ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~(2020年製作の映画)

3.0

実話に基づくオリンピックの感動ばなし。
それ自体、それほど悪くはない。が、公開時期が今なのは残念だ。
せっかくの感動が素直に味わえない。選手のがんばり、スタッフの努力、それぞれの想い、それは称賛に値す
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いのちの停車場(2021年製作の映画)

3.5

いのちの終い方に寄り添う在宅医療の物語。
今、母を施設で介護していただいているので、身につまされる話だった。
ちょっと重い展開だが、その中で松坂桃李さんと広瀬すずさんは太陽だ。明るさで周囲を照らす。希
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.3

戦争映画だが、実際の戦闘場面は少しだけ。戦争に向かう日本の軍部内部の暗闘が描かれている。
菅田くん演じる数学者が数学で日本を救えると奮闘した。
田中泯とのシーンは深い。そういう意図をもって作られた戦艦
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.2

脳内のAの声、中村倫也さんが良かった。ずっといてほしいと思っちゃうでしょ。
のんちゃんと橋本愛ちゃんはいいコンビだ。昔も今も。
ちょっと進行が断片的になってブチブチ切れた感じ。そのせいか、共感が薄まっ
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.3

武士の家計簿や、超高速参勤交代とかと同じ系列かな?と思っていたが、まあ、テンポもよく、高橋一生さんと星野源さんの対比が面白かった。高畑充希さんが、出戻り子持ちの男だらけの中で活躍する役をしっかり際立>>続きを読む

天外者(2020年製作の映画)

4.0

お誕生日特別上映にいきました。
三浦春馬という役者さんがスクリーンで躍動していました。いい顔しているなあ。五代さん、いいなあ。
ストーリーとしてはやや大雑把でしたが、五代の人となり、目標と夢はちゃんと
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

4.0

ゲームはしていないが、ストーリーとか、演技とかを越えて、モンハンワールドが凄かった。やっぱりハリウッドは桁が違う。動きも早いので、吹き替え版を見て良かった。吹き替えキャスト陣のリアルな声でその世界に浸>>続きを読む

劇場版 奥様は、取扱い注意(2020年製作の映画)

2.9

アクションシーンは頑張っていたと思うが、ちょっと単調だった。
設定にちょっと無理があったのでは? 前半は間延びした感じがあった。
綾瀬さんと西島さんはかっこ良かったが。

あの頃。(2021年製作の映画)

4.5

俳優陣は阿倍野に本当にいたかのように作品に溶け込んでいた。中でもコズミン仲野はいろいろ暴走する器の小さな人間。だが、不思議と嫌いになれない。それを他のメンバーが突っ込んだり、受け止める。中でも主演の松>>続きを読む

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

2.5

笑いはあった。でもテンポが緩くて間延びしていた。緊張感がないので途中で眠気を誘われてしまった。福田組に期待していたのだが。 映画としてのスケール感を次作に望む。

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.3

原作未読。
あまり期待はしていなかったのだが、楽しめた。
16歳までの子供たち。浜辺さんが16歳未満に見えるかな?と心配したけど、途中から気にならなくなった。ノーマンの板垣李光人さんは終始冷静沈着な役
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.2

思ってたより、グロかった。
それがなければ楽しめたのに。
ストーリーはハラハラしながらたのしめた。が、吉岡里帆さんが視覚障害者に見えないときもあったのが気になった。あんなに勢いよくはしれるのかな?
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水上のフライト(2020年製作の映画)

3.6

オンライン試写で見ました。
障害をおった主人公が回りの方に支えられまた人生に向かっていく姿に勇気をもらいました。後味の爽やかな作品でした。
湖面に映りこむ富士山と雲。
その中を進んでいくカヌー。
まさ
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